精巣腫瘍・胎児性癌になりまして

精巣腫瘍・胎児性癌の闘病記

医療行為の説明

今回は、手術前に聞いた説明を主治医の書いたまま投稿します。

専門用語もありますが、御勘弁ください。

【医療行為の名称】

高位右精巣摘除術

【説明の内容】

恥骨右脇を斜めに切って、精索(早々に繋がる血管、精管)を固定します。

精索を縛って切離します。

右の精巣を切開部から摘出します。

切開部を縫い閉じます。

ドレーンという排液用の管を陰嚢もしくは切開部の近くから挿入することがります。

 

合併症として

出血、神経損傷(術後に切開部の感覚障害)などが起こりえます。

手術・病理検査

けいゆう病院での初診から、1週間後に入院、手術となりました。

手術は医師の判断によって違うと思いますが、

私の場合は全身麻酔でした。

ユーチューブを閲覧すると下半身麻酔の方もいるようです。

全身麻酔の為、手術の詳細は記憶にないのですが、

陰毛が剃られていて、へそと股間の間くらいが切られていました。

そして、睾丸が一つなくなっていました。

 

【術後説明と病理検査結果】

ここからは、術後、主治医から説明された内容を要約してみます。

・診断

右精巣腫瘍

今回の手術で完全摘除は出来た。

・病理検査結果

混合性

胎児性がん 90%

セミノーマ  5%

絨毛がん   5%

腫瘍マーカー

手術前と手術後の変化

hcg 12.2→2.00

LDH 476→222

AFP 6→4

数値は正常になっているとのこと。

 

しかしながら、胎児性がんンは悪質ながんで、

1~2年以内に再発の可能性が高いということ。

今後、腫瘍マーカーの上昇と画像による腫れている部位の観察が必要。

 

【決断】

診断の結果、二つの選択肢を提示されました。

1、経過観察が必要。3カ月毎に血液検査。画像撮影。

2、再発予防目的に抗がん剤治療を行う。

抗がん剤治療を行う事で、いざという時にダメージが少ないという説明を受けま

胎児性がんというのがレアケースということで、けいゆう病院では基本的な

抗がん剤治療は出来るという事。

県立がんセンターなら症例を多く持っていて違う選択肢があるかもしれないという事。

正直なところ、素晴らしく信頼のおける主治医だったので、

けいゆう病院で治療を進めるという事も検討しました。

検討期間は一週間。

再度、主治医を尋ねました。

決断は県立がんセンターでの抗がん剤治療です。

 

このブログを書いている段階では、けいゆう病院から紹介状を受け取ったばかりで、

県立がんセンターでは受診していません。

受診でき次第、投稿したいと思います。

 

不安

ネット検索をしていくうちに、

ガンかもしれないという思いが強くなりました。

当たり前ですよね。

一番の情報源は、ユーチューブではなく、医師の記事でした。

はじめは専門的な用語があって分かりずらかったのですが、

けいゆう病院の主治医の話とネット記事の情報で、

徐々にですが理解できるようになりました。

 

【けいゆう病院にて】

初めのクリニックから紹介状を頂き、

けいゆう病院泌尿器科にかかりました。

ここでは、血液検査、エコーと触診。

即、手術の判断でした。

慌ただしく、入院・手術の日程を決めて頂きました。

この時点では、まだガンという診断はされていません。

あくまでも精巣腫瘍といこうとでした。

この後、CT、MRの検査が続きました。

この時点では、まだ、腫瘍だろうという気持ちと、

万が一でもガンかもしれないという気持ちの半々なところでした。

気付いた時

はじめまして。

DELLと申します。

早速ですが、精巣腫瘍に気が付いた時から話します。

とある日、風呂に入っていた時に以上に気が付きました。

「睾丸が大きくなってなっているな」

それから、頻繁に睾丸を触ることが多くなり、

徐々に大きくなっていく事がわかりました。

その時には「ちょっと腫れているな」としか思いませんでした。

 

【きっきかけ】

実は私は双極性障害で十数年メンタルクリニックに通院していました。

そこで処方されている薬の副作用で、「頻尿」というものがあったので、

ドクターに聞いてみたところ、「過活動膀胱」ではないかとアドバイスがありました。

早速、泌尿器科の病院を探し、Aクリニックに受診しました。

主目的は過活動膀胱ですが、初診のアンケートに睾丸の腫れとEDと記入しました。

触診とエコーの結果、過活動膀胱と診断されたのですが、

ドクターは睾丸の腫れが気になったようで、

直ぐに「紹介状を出すので設備の充実した病院に受診してくれ」とのこと。

エコーの画像を見ると正常の睾丸よりも倍以上大きさの睾丸が写っていました。

大病院とは無縁な生活でしたが、母が手術した「けいゆう病院」に決めました。

 

【それから検索】

帰宅してあまり不安もなく、「精巣腫瘍」と検索すると「精巣がん」と出てきました。

しかしながら、「精巣腫瘍」であり、がんではないケースもあるということを

信じてけいゆう病院」に受診しました。

結果は精巣腫瘍摘出、つまり手術です。

まあ、49歳ですから、精巣の一つ位摘出されてもいいか、と考えていました。

ちなみに独身です。

それからは毎日、ネット検索です。

専門医の記事やユーチューブで、がんという可能性を強く意識しました。