精巣腫瘍・胎児性癌になりまして

精巣腫瘍・胎児性癌の闘病記

気持ち

まずはじめのクリニックでの素早い判断。(これは感謝です)

初診にもかかわらず、即日紹介状を書いてくれました。

まだ、深刻には受け止めていません・・・

帰宅してネット検索して要約「癌」の可能性が見え始め、

ちょっとやばいかなあという程度。

手術をすることもわかり、転移の心配も低いとの情報もあり、

楽観視していました。

 

けいゆう病院にて

初診では「がん」の言葉はなかったと思います。

睾丸が倍くらいになっているエコーの結果から来週手術をしますとのこと。

そこから、レントゲン・CT・MR・血液検査を行い、

まあ、手術するのだからこのくらいするだろうという思いでした。

実は「がん」が転移していないか資料を作っていたんですね。

主治医が詳しく話をしてくれ、資料も見せてくれました。

そのおかげで不安はありませんでした。

唯一の憂鬱は入院中の禁煙・禁酒だけでした(笑)

 

そうそう、麻酔科の女医さんがちょっとツンデレ系で気になりましたね。

看護師さんたちも熱心で優しい、寝ている時、血中酸素濃度の図る機械が

外れてしまい、直ぐにナースセンターで異常を検知して、

駆けつけてくれたり、手術後、尿が出ない状態が続いたので、

アイスコーヒーを買ってきてくれたりました。(代金は自前)

結局、管を入れて尿を出しました。

 

泌尿器科について

自分勝手な想像ですが、尿路結石以外だとなかなか恥ずかしくて、

行きにくい科ですが、医師・看護師の方々は日々見慣れていることなので、

内科等に行くと同じように気軽に早めにいく事をお勧めします。

 

がん告知されて

手術から2週間後に病理検査が終わり、診察・結果を聞きに行きました。

そこで病理検査の解剖画像等を見せられて、「精巣がん」と告げられました。

まあ、ここまでは覚悟をしていたことだったので、はいそうですかという感じ。

でも、もう一つの資料で主治医もレアケースと言っていましたが、

胎児性がんといい、セミノーマ等と比べ悪質で1~2年以内に転移する可能性が

高いことを告げられました。

これには参りました。

一瞬、ああ俺がんで死ぬんだ。

選択肢は二つ

定期的に血液検査を行い様子を見る方法。

もう一つは既にがん因子が血液を巡り、1~2年で発症する可能性が有るため、

現段階から抗がん剤治療をはじめ、いざを言う時に負担を減らす方法。

ただけいゆう病院では持っている資料の中で最善を尽くすが、

県立がんセンターなら症例や資料もあるだろうから、

選択肢が広がるかもしれない。とのこと。

抗がん剤治療に対してはネガティブなイメージがありましたが、

命とは引換には出来ません。

幸い、がん保険に入っていたので、今回の手術費はもちろん、

抗がん剤治療費もカバーできるので、金銭的な不安は消えました。

仕事はまだ、就職活動中なので抗がん剤治療のスケジュールを確認してから、

再開すればいいと考えました。

家族は独身・実家暮らし、何の問題もありません。

収入は障害年金が月10万円ほど。家賃・光熱費等の心配はない。

何よりキツイことが嫌い。ということで県立がんセンターを選択しました。